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YouTube広告の制作メリットや費用・料金相場について徹底解説

「YouTube広告の出稿を検討しているけど、どのような特徴やメリットがあるのかわからない。」
「YouTube広告を制作したいけれど、どのように作ったらいいのかわからない。」

YouTubeはGoogleに次ぐ世界で2番目に利用者数が多いプラットフォームで、国内のアクティブユーザー数は6,500万人以上います。

そのYouTubeを活用した広告施策に取り組もうと思っている企業も増えてきています。

本記事では、YouTube広告のメリットやデメリット、制作ポイントについて解説をしていきます。

ぜひ、最後までご覧いただき、貴社でのYouTube広告制作にお役立ていただけますと幸いです

目次

YouTube広告とは

YouTube広告とは

YouTube広告とはその名の通り、YouTube上に出稿する広告のことを指しています。

YouTubeは世界最大級の動画プラットフォームで、多くのユーザーが利用しています。

国内では6,500万人以上の月間アクティブユーザーがおり、老若男女問わず幅広い層から支持を集めています。

参考:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/

また、配信フォーマットは複数あり、主には以下のフォーマットがあります。

  • スキップ可能なインストリーム広告
  • スキップ不可のインストリーム広告
  • バンパー広告
  • TrueView ディスカバリー広告
  • マストヘッド広告

スキップ可能なインストリーム広告

インストリーム広告は、動画の再生前や再生中、再生後に流れる広告です。ユーザーは5秒後にスキップすることが可能です。

また、費用発生のタイミングは動画の視聴が30秒以上行われた時か、動画がクリックされた時のみです。

そのため、興味や関心が高いユーザーにのみコストをかけることができるので、費用対効果が高いのが特徴です。

スキップ不可のインストリーム広告

先ほどと同じインストリーム広告のスキップができない広告タイプです。

費用は1,000回表示あたりに課金されます。

バンパー広告

バンパー広告も動画の再生前や再生中、再生後に流れる広告です。

パンパー広告最大の特徴は6秒という短い尺で流れるYouTube広告であるという点です。

尺が短い分伝えられるメッセージは限られますが、その分ほとんどのケースで最後まで視聴されます。

課金形態は1,000回表示あたりに課金される形式です。

TrueView ディスカバリー広告

TrueViewディスカバリー広告は、YouTubeのトップページや、検索結果欄上部や、関連動画欄の上部に配信される広告です。

強制的に視聴させるフォーマットではないため、ユーザーが気になった場合のみ視聴されます。

そのため、サムネイルの内容にある程度興味を持っているユーザーが視聴してくれることが予想されます。

課金形態は動画のサムネイルをクリックし、動画の視聴画面に遷移した際に課金されます。

マストヘッド広告

マストヘッドとはトップページの最上位のことで、マストヘッド広告を出稿することで、YouTubeのトップページ最上位に表示されることが可能です。

最大30秒間で音声なしで自動再生されます。

課金形態は、指定した日時で料金が発生するCPD課金か、広告1,000回表示ごとに料金が発生するCPM課金になります。

以上のように、YouTube広告は多くの配信フォーマットがあり、広告主は目的に沿ったプランニングが求められます。

YouTube広告の種類

YouTube広告の種類

続いて、YouTube広告の種類について解説します。

先ほどは配信フォーマットの違いについて解説しましたが、ここでは広告クリエイティブの種類について説明します。

コミュニケーション型YouTube広告

https://www.youtube.com/watch?v=CFjSYaFv3cg

ユーザーに直接声がけをして、視聴を促すタイプのYouTube広告です。

視聴者にスキップしないことを直接促すことで、スキップを回避できる傾向にあります。

ドラマ型YouTube広告

ドラマ形式で広告を展開することで、広告色を抑えることができ、多くの視聴者に最後まで視聴してもらえるという特徴があります。

コメディ型YouTube広告

https://youtu.be/9I5nIHysx8U

芸人とコラボをして、YouTube広告を展開するフォーマットです。

エンタメ性が高く、ユーザーに不快感を与えることなく、広告を訴求することが可能です。

仕掛け系YouTube広告

視聴者があっと驚くような仕掛けを通して、訴求を行うYouTube広告フォーマットです。

メリット

YouTube広告制作のメリット

ここでは、YouTube広告を制作するメリットについて解説していきます。

動画プラットフォームなので、動画広告と相性が良い

YouTubeは動画のプラットフォームであるため、動画広告との相性が非常に良いです。

スーパーシップ社の調査によると、動画広告は静止画の広告と比べて、広告認知は約1.6倍広告理解は約1.8倍利用意欲は約7倍高い効果があり、費用対効果の高いコンテンツフォーマットだと言えます。

参照元:https://supership.jp/magazine/product/1900/

そんな動画広告と相性の良いYouTubeは、動画を活用するマーケターに重宝されている広告媒体です。

多くの視聴者に接触することができる

YouTubeには、国内だけでも月間6,500万人のアクティブユーザーがいます。

そのため、幅広い属性の人にアプローチできる機会があります。

二次拡散を期待できる

YouTube広告を出稿することによって、動画が他のSNSなどに拡散されることもあります。

多くの人に拡散されることで、広告費用をかけずとも多くのターゲットに動画広告を届けることが可能になり、費用対効果がさらに高まります。

デメリット

YouTube広告制作のデメリット

メリットだけでなく、YouTube広告のデメリットについても見ていきましょう。

テキストメインの広告よりも予算がかかる

LPなどのテキストメインの広告を出稿するのと比較して、YouTube広告では、動画制作費用が必要になるため、どうしても予算が高くなります。

十分な広告予算がない場合には、そもそも動画自体を制作できないケースがあるので、事前にどの程度の費用が必要かは確認しておきましょう。

YouTube広告の制作ポイント

YouTube広告の制作ポイント

ここでは、YouTube広告を制作する際のポイントについて解説していきます。

配信する広告配信フォーマットと合わせた企画を作る

先ほど解説したように、YouTube広告にはさまざまな広告配信フォーマットがあるため、そのフォーマットに合わせた企画を作る必要があります。

広告配信フォーマットを無視してYouTube動画の企画を作ってしまうと、動画のクリエイティブと配信フォーマットに矛盾が起きてしまい、効果の高い広告にできません。

バンパー広告を利用するのであれば、6秒以内の広告を制作したり、スキップ可能なフォーマットを利用する場合には、スキップされない工夫を動画に入れたりするなど、それぞれの配信フォーマットに合わせたYouTube広告企画を作りましょう。

ターゲットを明確にしてから、YouTube広告を制作する

YouTube広告の特徴として、狙いたいターゲットだけに絞って広告配信ができるという点があります。

そのため、狙いたいターゲットに響く広告を制作することで、広告パフォーマンスを大幅に高めることができます。

20代の女性向けのコスメであれば、20代の女性に人気のあるタレントを起用したり、20代の女性が好むBGMを選択したりすることで、最適な動画クリエイティブを制作しましょう。

動画は早めのテンポを意識する

YouTube上においては、ユーザーからすると視聴したい動画コンテンツがあって、それを遮るようにYouTube広告が流れる形となります。

そのため、一般的には、広告を長時間視聴するユーザーはおらず、届けたい情報をスピーディーに伝えられるYouTube広告を制作するのがおすすめです。

カット割りを速くしたり疾走感のあるBGMを採用したりすることで、動画のテンポを良くして、多くの情報を短時間で訴求できます。

広告制作時の注意点

YouTube広告制作時の注意点

ここでは、YouTube広告を制作する際の注意点について解説していきます。

キャストの利用期間について

動画に出演するキャストをアサインする場合は、利用期間について事前に確認しておきましょう。

通常、キャストをアサインする場合には、キャストが使用可能な契約期間が存在しています。

契約期間を過ぎてしまうと、キャストが出演している動画は使用できなくなってしまいます。

もちろん更新料を支払えば継続することも可能ですが、後々トラブルになることを避けるためにも契約期間が何年あるのかについては確認しておきましょう。

出稿したい配信フォーマットに合わせてYouTube動画の制作を行う

YouTube広告は配信フォーマットによって、適切な尺や動画内容などが異なります。

YouTube広告の配信フォーマットを前提にして、YouTube動画の制作を行わないと後々整合性が取れず、広告パフォーマンスの悪化につながってしまう可能性もあります。

制作の流れ

YouTube広告制作の流れ

ここからは、YouTube広告を制作する流れについて解説していきます。

1. 目的の明確化

まずはYouTube広告を制作する目的を明確にしましょう。

YouTube広告を出稿することで、認知を獲得したいのか商品やサービスの購入につなげたいのかなどによってもYouTube広告の内容は異なります。

例えば、YouTube広告によって認知を獲得したいのであれば、エンタメ性が高いコンテンツを制作し、二次拡散が狙えるようなフォーマットで広告を制作することが有効です。

一方、商品やサービスの購入を促したいのであれば、機能やベネフィットを訴求するYouTube広告が適切です。

このように、目的によってYouTube広告の内容は異なるので、目的を明確にした上でYouTube広告の制作をするのが望ましいです。

2. ターゲットの明確化

ターゲットによってYouTube広告の内容は異なります。

そのため、いきなりYouTube広告の制作に入るのではなく、まずはターゲットを明確にしましょう。

3. 広告配信のプランニングを行う

YouTube広告の制作を行う前に広告配信のプランニングを行いましょう。

ここで広告クリエイティブと、配信プランニングの整合性を調整します。

4. YouTube広告のコンセプトを明確化

YouTube広告全体を通して、「何を言いたいのか?」「どんな印象を持ってもらいたいのか?」かを明確にします。

短い時間でも、伝えたいことを訴求しきれるコンセプトを作っていきます。

5. 企画立案

設計したコンセプトをもとに企画を具体的にしていきます。

この工程は基本的に制作会社が行うことが多いですが、コンセプトと乖離がないかなどは確認しておきましょう。

6. キャスティング

出演するキャストを選定しましょう。

キャストによって、動画の印象は大きく変わるので、オーディションを行うことをおすすめします。

7. ロケ地、スタジオの選定

撮影場所を選定します。

キャスト同様に、ロケ地、スタジオなどのロケーションもシーンの印象を決定する重要な要素なので、丁寧に選定しましょう。

8. 撮影

撮影を行います。

基本的には制作スタッフが進行することになりますが、企画案と照らし合わせながら撮影漏れがないかはチェックしておきましょう。

9. 編集

撮影した素材を編集し、YouTube広告用の動画を制作します。

10. ナレーション収録

ナレーションが必要な場合には、別途収録します。

広告用の動画の場合には、音質の良いスタジオ収録がおすすめです。

11. YouTube広告動画の完成

以上で、YouTube広告動画の完成です。
広告の配信設定をして、制作した動画広告を出稿しましょう。

YouTube広告を制作した場合の費用・料金相場

YouTube広告制作の料金相場

ここでは、YouTube広告を制作した際の費用・料金について解説していきます。

今回紹介した動画フォーマットごとに紹介します。

また、弊社では、クリエイターと企業を直接マッチングする動画制作サービスの「Lumii」を運営しています。

Lumiiでは、通常相場の1/3程度の金額で動画制作を行うことが可能なので、Lumiiでの金額もあわせて紹介します。

コミュニケーション型YouTube広告

https://www.youtube.com/watch?v=CFjSYaFv3cg

  • 通常の動画制作会社の場合:100〜300万円程度
  • Lumiiを利用した場合:40〜60万円程度

ドラマ型YouTube広告

  • 通常の動画制作会社の場合:600〜800万円程度
  • Lumiiを利用した場合:200〜400万円程度

コメディ型YouTube広告

https://www.youtube.com/watch?v=W261U0C8jY4

  • 通常の動画制作会社の場合:200〜300万円程度
  • Lumiiを利用した場合:70〜100万円程度

仕掛け系YouTube広告

  • 通常の動画制作会社の場合:700〜1,000万円程度
  • Lumiiを利用した場合:300〜400万円程度

企業のYouTube広告制作事例

企業のYouTube広告制作事例

企業がどのようなYouTube広告を制作しているか気になる方も多いかと思います。

そこでここでは、実際の企業広告事例を紹介します。

KDDI株式会社


YouTubeとの親和性を高めるために、動画のトンマナもYouTubeのテイストに合わせてYouTube広告を制作している事例です。

株式会社ニトリ


YouTube広告のスキップボタンををうまく演出に取り込み、スキップされない工夫をしています。

日本たばこ産業株式会社

https://www.youtube.com/watch?v=P2zeEEPAMp4
ドラマ形式で展開されているYouTube広告です。
コンテンツ性が非常に高く、完全視聴されやすいコンテンツと言えます。

Apple

https://www.youtube.com/watch?v=huYmd42V4XM
緊迫感のある演出で、完全視聴を促しているYouTube広告です。

まとめ

今回はYouTube広告の種類から、メリット・デメリット、製作時のポイント、料金相場まで、YouTube広告において細かく解説をしました。

今後動画広告市場はますます伸びていくことが予想されており、YouTube広告の活用も企業の重要施策の一つになっていくことは間違いありません。

ぜひ、本記事の内容を参考に、自社のYouTube広告の強化にお役立ていただければと思います。

また弊社、株式会社LumiiではYouTube広告向けの動画制作サービスも展開しています。

通常の料金相場の1/3程度の費用で高品質なYouTube広告動画を制作できるサービスとなっているので、ぜひご興味がありましたら、以下より詳細をご確認いただけますと幸いです。