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研修動画を制作するメリットやデメリット、制作時のポイントを徹底解説!

企業にとって、人材育成はビジネスを発展させていく上では欠かせない要素です。

近年では、人材育成を目的として、教育・研修動画を導入する企業も増えてきています。

このページでは、研修動画のメリットやデメリット、動画制作時のポイントについて詳しく解説をします。

動画を活用した社内の人材育成をお考えの場合には、ぜひ最後までご覧ください。

研修に動画の利用が有効な理由

研修に動画の利用が有効な理由

まずこの章では、研修用に動画制作をすることがなぜ有効なのかについて解説していきます。

研修動画を制作するメリットについて知ることで、制作後の活用イメージを持つことができます。

研修にかかる工数を削減できる

通常、研修を行う場合には、研修の度に資料の準備や、会場の準備、日程調整など多くの工数がかかってしまいます。

一方、研修動画を制作すれば、このような作業は不要になり、あらゆる工数を削減することができます。

研修を標準化できる

研修は通常人が行うため、どうしても担当する講師によって品質にバラつきが出てしまいます。

品質のバラつきがあると、社員のスキルアップやモチベーションアップの効果もバラバラになってしまいます。

そこで、研修動画を制作することで、研修の品質を均一にすることができ、受講者全員に対して高品質な研修を提供できるようになります。

どこでも研修を受けられる

通常の研修では、時間や場所の制限かかってしまいますが、研修動画を制作することにより、場所や時間にとらわれずにあらゆる時に研修を受講することができます。

また研修内容の振り返りをしたいと思った際にも、研修動画を社内ポータルなどで公開をしていれば、学びたいタイミングですぐに視聴することができます。

内容が伝わりやすい

研修を実施したとしても、受講者が内容を理解できていなければ本来の目的を達成させることはできません。

これだと研修動画を制作するための準備や受講者が動画を視聴している時間が無駄になってしまいます。

動画を用いた研修は難しい概念などであってもわかりやすく伝えやすいです。

学習の定着率の目安となる「ラーニングピラミッド」では、講義形式の学習は定着率が5%なのに対して、動画など視聴覚を用いた学習は20%と講義形式の4倍もの記憶の定着が期待できると言われています。

このことから、一般的な研修フォーマットである、講義形式よりも研修動画を制作した方が内容を理解してもらえることがわかります。
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アップデートしやすい

通常の研修をアップデートする場合には、改めて講師や受講者を集めたり、参加できなかった人には個別の対応を取ったりと多くの手間がかかってしまいます。

一方、研修動画を制作していれば、動画を再編集するだけで研修内容のアップデートが可能です。

スピード感を持ってノウハウのアップデートを行いたい場合には、動画形式がおすすめです。

研修動画を制作するデメリット

研修動画のデメリット

ここまで見てきたように研修動画には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

ここからは研修動画の主なデメリットについて解説していきましょう。

熱量が伝わりづらい

動画という媒体を通して視聴することになるので、対面ならではの熱量を伝えることが難しいです。

スキルを高めることを目的とした研修であれば、動画を制作するのがおすすめですが、モチベーションやビジネスマインドを高めるような研修は対面の方が望ましい場合もあります。

受講者が真剣に視聴しない可能性がある

オフラインでの研修の場合には、講師も目の前にいるので、多くの受講者は真剣に話に聞いてくれるでしょう。

一方、動画での視聴の場合には、講師や周りの受講生も周りにいないので、集中して聞いていない方が出てきてしまうリスクがあります。

研修終了後にアウトプットを出させるなど、仕組みによって解決することも可能ですが、動画による研修は良くも悪くも自由度が高いため、事前にルールを作っておくなどするのが望ましいです。

研修動画の種類

研修動画の種類

研修動画と一口に言っても、実はその種類は多岐に渡ります。

ここからは研修動画の種類と、それぞれの研修動画の特徴について解説をしてきます。

講義型研修動画


講義型研修動画は講義形式で研修動画を展開するフォーマットです。

動画の制作が簡単で、動画制作のご経験がない方でも制作しやすいです。

また、制作期間も短く、撮影から納品まで1週間程度で完了します。

一方で、講義型研修動画は研修の講義内容をそのまま動画にしたフォーマットなので、わかりやすさの点では改良の余地があります。

実践型研修動画


実践型研修動画は、対応策や解決策の実践動画内で見せる研修動画です。

実践している様子を直接見ることができるので、視聴者は具体的なアクションのイメージがしやすいです。

ただし、実践型研修動画は、実践する内容が具体的な場合にのみ有効です。

抽象的な概念について解説する場合などには適切ではないので、研修内容と照らし合わせた上でご検討ください。

ドラマ型研修動画


ドラマ型研修動画は、ドラマ形式で展開する研修動画フォーマットです。

ドラマ形式で動画を展開させることによって、視聴者は場面のイメージがしやすいというメリットがあります。

また、ドラマ型研修動画は他の研修動画のフォーマットと比較してエンタメ性も高いので、視聴者が飽きずに最後まで視聴してくれる傾向があります。

一方で、ドラマ型研修動画の制作をすると、キャスト費用や、スタジオ費、撮影スタッフなど必要な経費が増えてしまうことがネックポイントです。

アニメーション型研修動画


アニメーション型研修動画は、アニメーション形式で展開するフォーマットです。

アニメーション形式で動画を展開することによって、複雑な概念などを可視化できるので、抽象度の高い内容やビジネスマインドについての研修に向いています。

また、アニメーション型研修動画の場合、実写での撮影がないため、研修動画のアップデートを行いやすいというメリットもあります。

動画制作のポイント

動画制作のポイント

ここからは実際に研修動画を制作する際に意識しておくべきポイントについて解説していきます。

全体像の設計

研修全体のゴールとして、受講者をどのような状態にするのか、それを何本の動画で完結させるのかなどを明確します。

研修内容の全てを一本の動画にして完結させたいとご相談をいただきますが、これはおすすめできません。

なぜなら、あまりにも情報量が多すぎる研修は、受講者が重要な情報を記憶できず、結局ほとんどのことを忘れてしまうからです。

そのため、あえて一つ一つの動画はコンパクトにして、テーマ毎で研修動画を制作するのがおすすめです。

運用方法を事前に決めておく

研修動画を制作する際には、運用方法を事前に決めておくのも重要です。

例えば、イーラーニング形式で、1本の動画を視聴した後にテストが用意されていて、それに合格したら次の動画が視聴できるようになっているなどの運用方法が考えられます。

運用方法の設計ができていないと、せっかく制作した研修動画が無意味なものになってしまうので、注意が必要です。

適切なフォーマットを選ぶ

研修の内容によって、最適な動画フォーマットは異なります。

自社の研修内容が明確になったら、その研修に適している研修動画のフォーマットを選びましょう。

フォーマットの選び方がわからない場合は、ぜひお気軽に弊社にご相談いただければと思います。

1本の動画を長くしすぎない

一度の研修で受講者が身につけることができる情報量は多くはありません。

そのため、長時間の動画を1つ作るよりも、テーマを分割して、複数本の研修動画を制作する方が、受講者にとって学習しやすい動画にすることができます。

また、制作した動画を今後社内で共有していく場合にもテーマが分割されている方が、必要な情報だけを取り出しやすくなるのでおすすめです。

研修動画を制作する流れ

研修動画を制作する流れ

ここからは実際に研修動画を制作する際の流れについて解説していきます。

全体像の設計

研修動画を制作する前に、まずは研修の全体像を設計します。

研修のゴールを明確にして、視聴後にどのような変化をもたらしたいのかを決定します。

テーマの洗い出し

研修の全体像を設計したら、ゴール達成に必要なテーマの洗い出しを行います。

通常はこのテーマの数が制作する必要のある動画本数となります。

運用方法の決定

研修動画の運用方法を決定します。

制作したのに誰にも見られないなんてことにならないように事前に運用方法を決めておきましょう。

研修動画のフォーマット選定

テーマ毎に最適な研修動画のフォーマットを選定します。

基本の研修動画フォーマットは先ほども解説をした以下の4つです。

  • 講義型研修動画
  • 実践型研修動画
  • ドラマ型研修動画
  • アニメーション型研修動画

一般的に動画制作会社に外注する場合は、研修動画のフォーマットを決める段階から依頼をすることが多いです。

研修内容の決定

洗い出したテーマをもとに、さらに具体的な研修内容を決定します。

台本の作成

確定した研修内容を元に受講者が視聴しやすい形に整理して、台本に落とし込みます。

コンテの作成

コンテを作成して、撮影時や編集時にどのような要素が必要になるのかを具体的にします。

キャスティングやスタジオの確保

必要に応じてキャストやスタジオを確保します。

この際、キャストには使用期間が設けられている点に注意しましょう。

使用期間とは、キャストが出演している動画を使用できる期間のことを指します。

例えば、使用期間が1年の場合は、2年目以降はその動画を使用することが認められません。

研修動画は長期にわたって使用するのが一般的なので、キャストの使用期間を「買取」の形にするのがおすすめです。

撮影

コンテを元に研修動画の撮影をします。

撮影漏れがあると、後々再撮影することになってしまうので、コンテと照らし合わせながら必要なカットが全て撮影できているか念入りにチェックしましょう。

編集・納品

編集を行い納品します。

受講者への説明

制作した研修動画を受講者に視聴してもらうために、研修動画の視聴方法などをアナウンスしましょう。

定期的に受講者からのフィードバックを受ける

実際に受講している視聴者から定期的にフィードバックを受けることで研修動画の改善案を集めます。

随時アップデートを行う

環境の変化と共に研修の内容を変更する必要も発生します。

制作した研修動画を随時アップデートすることで、長期間活用できる研修動画を制作しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は研修用の動画制作を行うメリットや、制作のポイント、研修動画制作の流れについて解説しました。

自社の社員のスキルアップやモチベーションアップは社員教育において、重要施策の一つだと思います。

社員の教育研修をご検討中の場合には、動画を活用した研修も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

また、弊社の提供する動画制作プラットフォーム「Lumii」では、トップ動画クリエイターと企業を直接マッチングすることで、通常の研修動画制作費用の1/3程度の金額で、研修動画を制作することが可能です。

研修動画を費用を抑えて制作したいという場合には、ぜひ一度サービスの詳細をご覧いただけますと幸いです。