「自社のサービス紹介動画を制作したい。」
「商品のプロモーションに動画を活用してみたい。」
このような考えから、サービス紹介を目的とした動画の制作を検討される企業が増えています。
サービス紹介動画を制作することで、テキストや静止画よりもわかりやすくサービスの内容を伝えることができるようになります。
本記事では、サービス紹介動画のメリットやデメリット、活用方法、料金相場などについて解説をしています。
サービス紹介動画を検討されている場合には、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
サービス紹介動画を制作するメリット
サービス紹介動画にはさまざまなメリットがあります。
まずは、サービス紹介動画を制作するメリットから解説していきます。
サービスをわかりやすく伝えられる
サービス紹介動画を制作すれば、サービスの特徴やメリットをわかりやすく伝えることができます。
動画はテキストやイラスト、実写素材などの静的なビジュアル情報だけでなく、動きをつけることができ、さらには、ナレーションやBGM等の聴覚的な情報も合わせて訴求することが可能です。
動画であれば、一度にたくさんの情報量を伝えることができます。
実際に1分の動画はテキスト3,600ページ分の情報量があると言われています。
短時間に豊富な情報を与えることができるので、テキストや静止画と比べてサービスをわかりやすく伝えることができます。
実際に大手広告代理店のSupership社の調査によると、動画広告は静止画広告に比べて、理解度が1.8倍高いといいう調査結果もあります。
参考:https://supership.jp/magazine/product/1900/
また、サービスをわかりやすくユーザーに伝えることによってCVRの改善も見込めます。
記憶に残りやすい
サービスの特徴やメリットを訴求したい場合、最終的にユーザーの記憶に残すことができるかが重要になります。
記憶の定着率を表すラーニングピラミッドでは、テキストなどの情報よりも、視聴覚を活用した動画のコンテンツの方が2倍記憶に残りやすいとされています。
そのため、動画コンテンツを活用することで、見込み顧客がいざ購入を検討するタイミングになった際に、貴社のサービスを思い出し購入してくれる可能性が高まります。
サービスの利用イメージを喚起することができる
サービス紹介動画を制作することによって、サービスを利用した際に、自分の生活がどのように変わるのかを疑似体験してもらうことが可能です。
動画を活用することでサービスを利用するイメージが湧き、購入率などのコンバージョン率も高まる可能性があります。
多くのシーンで汎用的に使用することができる
サービス紹介動画は利用できるシーンが多くあり、様々なシーンでポジティブな影響をもたらします。
詳しくは後述しますが、例えばWebサイトや展示会で使用するなど、あらゆる場面で貴社のサービスを伝える働きをします。
デメリット
サービス紹介動画を制作するデメリットについても解説していきます。
良くも悪くもサービスの印象を決定づけてしまう
デメリットというほどのものではないですが、サービス紹介動画は記憶に残りやすいので、サービス紹介動画の内容がサービスの印象に直結してしまいます。
そのため、動画内で解説している内容はもちろんのこと、デザインについても吟味して動画制作を行う必要があります。
制作までに時間がかかる
動画の制作はどうしても制作期間としてある程度の時間を要してしまいます。
内容にもよりますが、サービス紹介動画の制作期間は1.5〜2ヶ月程度かかるのが一般的です。
制作コストがかかる
当然のことではありますが、サービ紹介動画を制作しようとすると制作コストがかかります。
サービス紹介動画の制作はアニメーションであれば、50〜100万円程度、実写動画であれば150〜300万円程度費用が発生します。
サービス紹介動画の活用方法
サービス紹介動画は汎用性が高く、さまざまな場面で利用することができます。
ここでは、サービス紹介動画の活用方法について解説します。
Webサイトで使用する
制作したサービス紹介動画をWebサイトに掲載することによって、サイトに訪れたユーザーに自社のサービスの魅力を伝えることが可能です。
動画はテキストや静止画と比較して、多くの情報を与えることができるので、ユーザーに対して商品やサービスの理解を深めやすいです。
結果的に、購入率や資料請求率などのコンバージョン率を高めることにつながります。
展示会やイベントで使用する
制作したサービス紹介動画を展示会で使用することで、自社のブースの注目度を高めることが可能です。
イベント登壇時には、サービス紹介動画を放映することで、イベント来場者に自社のサービスをわかりやすく説明することができます。
営業ツールとして使用する
制作したサービス紹介動画を商談などの営業時に使用することで、見込み顧客にわかりやすくサービスの紹介が可能です。
これによって、今までバラツキのあった各営業マンごとのサービス紹介を標準化することができます。
広告素材として使用する
制作したサービス紹介動画を広告素材として使用することで、貴社のサービスをまだ知らないお客様に広く認知させることが可能です。
広告素材として、サービス紹介動画を使用する場合は、尺を短めに作るなどの工夫も必要となります。
見込み顧客リストにメールで送付する
制作したサービス紹介動画を自社の見込み顧客リストに送付することによって、ニーズが顕在化している層の商談化と、潜在層へのナーチャリングが可能です。
制作のポイント
ここからは、サービス紹介動画を制作する際のポイントについて解説していきます。
目的を明確にする
まずはサービス紹介動画を制作する目的を明確にしましょう。
目的を明確にしないと、どのような動画を制作すべきかの方向性が見えてきません。
例えば、わかりやすいサービス紹介動画を作りたいのであれば、派手な演出よりも丁寧な構成が大切になりますし、記憶に残したいのであれば派手な演出も検討した方がいいかもしれません。
このように、目的によって制作するサービス紹介動画は異なるので、制作前に必ず目的を明確にしましょう。
ターゲットを明確にする
視聴するターゲットを明確にすることも重要です。
例えば、10代と50代とでは興味を持つものが全く異なりますし、馴染みのある言葉や演出も異なります。
ターゲットによっても、動画の内容は変わるため、ターゲットは明確にしましょう。
伝わっていない内容を明確にする
サービス紹介動画を制作するということは、何かしら伝えたいことがあるかと思います。
自社の商品・サービスで伝えたいけれど、伝わりにくい箇所はどこなのかを明確にすることで、サービス紹介動画の訴求ポイントが見えてきます。
利用シーンを考慮した動画の制作
サービス紹介動画の利用シーンは多岐に渡ります。
そしてサービス紹介動画の利用シーンによって、動画の内容も変えていく必要があります。
わかりやすい例だと、広告用の素材としてサービス紹介動画を使用するのであれば、広告媒体の規定尺に合わせる必要がありますし、展示会のアイキャッチ用として使用したいのであれば、目につきやすいビジュアルを考える必要があります。
このようにサービス紹介動画をどこで使用するかによっても動画の内容は変わるので、それらも考慮して動画を制作しましょう。
必要な情報以外を削ぎ落とす
サービス紹介動画を制作すると、多くの内容を動画に落とし込みたいと考えてしまい、訴求ポイントが多すぎる動画の構成になってしまうことがあります。
しかし、人が一度に理解できる情報量には限界があります。
多くの情報を伝えすぎた結果として、「結局何が言いたかったのかわからなかった。」と思われてしまわないように、本当に必要な情報以外を削ぎ落とすことが重要です。
サービス紹介動画の制作事例
一口にサービス紹介動画と言っても、その種類は多岐に渡ります。
ここでは、サービス紹介動画のフォーマット別に制作事例を解説していきます。
アニメーション型サービス紹介動画
アニメーションでサービスを紹介していく動画です。
実写では表現できない概念を可視化できるので、動画がわかりやすいことが特徴として挙げられます。
また、実写では難しい演出をすることが可能なので、注目を集めることにも向いているフォーマットです。
実写型サービス紹介動画
実写でサービスの紹介を行う動画フォーマットです。
実際に利用しているシーンなどを動画内に入れ込むことができるので、サービスの利用イメージが湧きやすいという特徴があります。
ドラマ型サービス紹介動画
ドラマ形式でサービスの紹介を行うフォーマットです。
単純なサービスの紹介だけでなく、サービスのブランディングも合わせて可能です。
また、話題にもなりやすく、二次的な拡散も狙うことができます。
インタビュー型サービス紹介動画
実際にサービスを利用している顧客などにインタビューをすることで、サービスの紹介を行うフォーマットです。
サービスを利用している第三者がサービスの紹介を行うので、信頼性の高い情報として発信することが可能です。
また、第三者の意見が購入の決め手になるケースも多いので、購入率の改善につながる可能性もあります。
フルアニメーション型サービス紹介動画
映画等でも使用されるようなクオリティのアニメーションでサービスを紹介するフォーマットです。
コンテンツ性が非常に高く、ユーザーが最後まで視聴してくれる可能性が高いという特徴があります。
ビジョン型サービス紹介動画
サービスのビジョンを紹介する動画フォーマットです。
サービスの機能的優位性を語るのではなく、あくまでもビジョンを紹介することを目的としてます。
そのため、サービスの将来像に期待や共感をしてもらうことを目的とすることが多いです。
サービス紹介動画を制作する手順
ここからはサービス紹介動画制作の流れについて解説をしていきます。
目的の明確化
前述したようにまずは目的を明確にしましょう。
この目的次第で、制作する動画の内容が左右されるので、非常に重要な工程です。
社内で吟味して、制作目的を設定しましょう。
面談をするパートナー企業の選定
面談するパートナー企業を選ぶ際にはWeb上に掲載されているサービス紹介動画の実績を見ながら、自社のイメージに近いサービス紹介動画を制作しているか確認しましょう。
その他にも制作費用を公開している動画制作会社もあるので、予算と見合うかチェックしておきましょう。
初回面談(無料)
今回制作したいサービス紹介動画の与件を動画制作会社に伝えます。
サービスの内容を伝えるのはもちろんのこと、サービス紹介動画を制作する目的、ターゲットなどを伝えましょう。
企画提案(無料)
多くの場合、希望すれば、動画制作会社から無料でサービス紹介動画の企画提案を受けることが可能です。
動画制作会社によっては複数案提示してくれます。
自社のイメージに近い企画案を採用しましょう。
契約・発注
業務委託契約書や発注書を取り交わして、契約となります。
この際には、キャストの利用期間がどの程度なのか、ナレーションの収録は含まれているか、BGMは含まれているかなどの点を確認しておきましょう。
確認しておらず、後々トラブルになることも少なくありません。
キックオフ
キックオフでは改めて、対象のサービスの紹介や、サービス紹介動画を制作する目的、想定しているターゲット、利用方法などの認識をすり合わせていきます。
コンテ作成
発注前の提案時に提出された企画案を詳細を詰めて、コンテにしていきます。
アニメーションの場合は、イラストカットが提示され、実写の場合は撮影時のカットリストが提示されます。
基本的にはコンテに沿って動画が制作されていくので、訴求したい内容がコンテに含まれているのか確認しておきましょう。
撮影準備
実写動画の場合のみ発生する工程です。
撮影前にキャストの選定、ロケ地の選定、衣装、小物などを用意します。
基本的には動画制作会社が手配を進めるので、企業は提出された候補の中から選定していく作業を担当することになります。
撮影
この工程も実写のサービス紹介動画の場合のみに発生します。
コンテに沿って撮影を行っていきます。
当然ですが、撮影していないものはサービス紹介動画に反映できないため、コンテで合意したカットリスト通りに撮影されているか確認しましょう。
編集
実写の場合は撮影素材を編集し、動画にしていきます。
アニメーションの場合はイラストカットに動きをつけて動画にしていきます。
何度か修正し、理想のサービス紹介動画に近づけていきますが、最初の動画はナレーションやBGMは仮で入れている場合がほとんどです。
ナレーション収録
ナレーションの収録は一度だけの場合が多く、再度収録になると別途費用が発生します。
そのため、ナレーション原稿に誤りがないかなどは確認しておきましょう。
また、固有名詞などはイントネーションの認識に相違が生まれやすいので、事前に伝えておくとスムーズです。
納品
ナレーションやBGMを正式な動画に差し替えて納品完了となります。
料金相場
ここでは、サービス紹介動画の料金相場について解説していきます。
動画フォーマット毎にそれぞれ相場が異なるので、それぞれのケースで紹介します。
アニメーション型サービス紹介動画
- 通常の動画制作会社の相場:50-100万円程度
- Lumiiを利用して動画の制作を行った場合:20-40万円程度
実写型サービス紹介動画
- 通常の動画制作会社の相場:150-300万円程度
- Lumiiを利用して動画の制作を行った場合:30-70万円程度
ドラマ型サービス紹介動画
- 通常の動画制作会社の相場:500-800万円程度
- Lumiiを利用して動画の制作を行った場合:100-200万円程度
インタビュー型サービス紹介動画
- 通常の動画制作会社の相場:70-150万円程度
- Lumiiを利用して動画の制作を行った場合:30-50万円程度
フルアニメーション型サービス紹介動画
- 通常の動画制作会社の相場:300-500万円程度
- Lumiiを利用して動画の制作を行った場合:70-150万円程度
ビジョン型サービス紹介動画
- 通常の動画制作会社の相場:150-300万円程度
- Lumiiを利用して動画の制作を行った場合:40-70万円程度
まとめ
いかがでしたか?
今回はサービス紹介動画のメリットや、制作のポイント、流れ、料金相場などについて解説しました。
サービス紹介動画はサービス内容をわかりやすく伝えたり、記憶に残すことができるので、さまざまな動画の中でも汎用性の高い動画として重宝されます。
ただし、良くも悪くも印象に残りやすいコンテンツなので、クオリティの高いサービス紹介動画の制作を心がけましょう。
なお、弊社サービスの「Lumii」では、20名の厳選された動画クリエイターが在籍しているマッチングプラットフォームを展開しています。
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