サービス紹介動画を活用する企業は非常に多く、弊社にご依頼いただく動画の中でも最も依頼件数が多い動画です。
本記事ではサービス紹介動画の特徴やメリット、作り方のコツについて解説をします。
弊社が制作したサービス紹介動画事例も紹介しているので、サービス紹介動画の制作をご検討されている場合には、ぜひ参考にしてください。
目次
サービス紹介動画の概要と特徴
まずはサービス紹介動画の概要と特徴について解説します。
サービス紹介動画がどのような動画なのかを確認しましょう。
サービス紹介動画とは?
サービス紹介動画とは「サービスの紹介を目的にした動画」のことです。
「サービス」は一般的には無形商材であるため、目に見える商品と比較すると、紹介するのが難しい商材になります。
サービスを動画にして紹介することで、無形商材を視覚化でき、音声・音楽によって聴覚に対してもアプローチできます。
本来は目に見えないサービスをわかりやすく伝えるのにサービス紹介動画は役立ちます。
サービス紹介動画の特徴
サービス紹介動画には以下の特徴があります。
- 本来目に見えない無形商材を視覚化できる
- 動画を用いることでテキストなどよりも短時間で多くの情報を届けることができる
- サービスの利用シーンを動画にすることで、サービスの利用イメージを伝えられる
- サービスのブランドイメージを伝えられる
アメリカの調査会社Forrester Research社によると、1分間の動画には英単語180万単語と同等の情報量があると言われています。
そのため短い時間で効率的に情報を与えて、需要を喚起するのにサービス紹介動画は最適なコンテンツなのです。
サービス紹介動画はテキスト・画像よりも視聴者の理解促進を促してくれるので、購入や導入に対するハードルを下げられます。
サービス紹介動画の種類
一言でサービス紹介動画と言っても、その種類は多岐に渡ります。
BtoBの分野、BtoC分野のどちらでもサービス紹介動画は効果を発揮しますが、ここでは代表的な以下の3つのサービス紹介動画フォーマットについて解説します。
- アニメーション動画
- 実写動画
- 3DCG
アニメーション動画
アニメーション動画は、細かい描写や表現が可能で、実写映像では再現が難しい世界観を自由に表現できるのが特徴です。
実写では表現しにくいBtoB向けのサービスなどで活用されることが多いです。
アニメーション動画は年代・国をまたいで、幅広い視聴者層に受け入れられる特徴があるため、汎用性が高いコンテンツでもあります。
オンライン、オフラインを問わずにあらゆる場面でサービス紹介動画を使いたい場合や、今後グローバル展開を考えている場合にも相性が良いです。
実写動画
実写動画は撮影した現実の世界を動画にするため、リアリティを演出できるという特徴があります。
実際にサービスを受けている場面を動画にすることで、視聴者の購買意欲を高められます。
スタッフが直接サポートをするサービスなど、人手を介したサービスに実写動画は適しています。
3DCG動画
3DCG動画は実写やアニメーションでは表現が難しい映像を視覚化できます。
車や工業用の機械など、複雑な精密機械を動画で表現したい場合に適しています。
アニメーション動画、実写動画では表現しきれないリアルで細かい表現を動画で実現したい場合には3DCGを選ぶのがおすすめです。
サービス紹介動画を制作するメリット
現在では非常に多くの企業がサービス紹介動画を制作しています。
企業がサービス紹介動画を制作することで得られるメリットは大きく5つあります。
- 短時間で多くの情報を与えられる
- サービスの利用イメージが湧きやすい
- 複雑なサービスや無形商材もわかりやすく伝えられる
- 顧客のナーチャリング時に効果が期待できる
- Webサイト、広告、営業などあらゆる場面で活用できる
短時間で多くの情報を与えられる
サービス紹介動画を活用することで、短い時間でも多くの情報を視聴者に与えられます。
前述したように1分間の動画には英単語180万単語と同等の情報量があると言われています。
Web広告などでは短時間でサービスの魅力を伝える必要があるため、サービス紹介動画を活用する効果は高いと言えます。
サービスの利用イメージが湧きやすい
サービス紹介動画であれば、サービスの利用イメージもわかりやすく伝えられます。
例えば、食品宅配サービスを紹介する動画であれば、配達員の姿や商品の梱包、お届け先での受け取りシーンなど、実際に注文して商品が届くまでの流れを映像で表現することで具体的なイメージが伝わりやすくなります。
またSaaSやクラウドサービスを紹介する動画であれば、実際にユーザーが画面を操作している様子を動画で表現することも可能です。
複雑なサービスや無形商材もわかりやすく伝えられる
複雑なサービスや無形商材もサービス紹介動画を活用することで視覚化して、視聴者の理解を促せます。
テキストや画像のみでは理解しにくいサービス内容であっても、動きのある映像と音声が加わることで、サービスの理解のしやすさが異なります。
説明が難しいサービスの場合、購入者が期待していたサービス内容と異なっていたことでクレームが発生してしまうこともあります。
そのような場面においてもサービス紹介動画を活用することで、期待値とのギャップをなくし、クレームや早期解約の防止ができます。
顧客のナーチャリング時に効果が期待できる
サービス紹介動画は顧客をナーチャリングする時にも効果を期待できます。
ナーチャリングとは、見込み顧客の購買意欲を醸成するために行われる情報提供などの活動を意味します。
サービス紹介動画をまだ購入に至っていない見込み顧客に視聴してもらうことで、サービス理解が進み、購入率を高められる可能性があります。
Webサイト、広告、営業などあらゆる場面で活用できる
サービス紹介動画はオンライン・オフライン問わずにあらゆる場面で活用可能です。
たとえば以下のような活用シーンがあります。
- Webサイト
- TVCM・Web広告
- 営業
- SNS
- 展示会
一度サービス紹介動画を制作することで、幅広い場面で活用できるので、費用対効果を高めやすいです。
サービス紹介映像の作り方と制作のコツ
サービス紹介動画のメリットを理解した上で、サービス紹介動画の制作のコツについて解説します。
サービス紹介動画の制作ポイントは以下の6つです。
- サービス紹介動画を制作する目的を明確にする
- 動画のターゲットを明確にする
- 競合を調査し自社サービスの強みを整理する
- 動画の活用場所を想定する
- 最も伝えたいサービスの訴求軸を決めて企画を考える
- 企画に適した動画フォーマットを選定する
サービス紹介動画を制作する目的を明確にする
最初に行うべき重要なポイントは、サービス紹介動画を制作する目的を明確にすることです。
同じサービス紹介動画であっても、サービスのブランド向上を目的にした動画と、サービスの購入を促す動画では伝えるべき内容が異なります。
まずはサービス紹介動画によって「何を達成したいのか?」というゴールを決めましょう。
動画のターゲットを明確にする
続いて動画のターゲットを明確にします。
ターゲットが変われば、サービス紹介動画内で伝えるべきメッセージも変わります。
動画を視聴してもらいたい方の性別、年齢、職業、ニーズなど、可能な限りターゲット像を具体的にしましょう。
競合を調査し自社サービスの強みを整理する
競合を調査して自社サービスの強みを整理することも、サービス紹介動画作りでは欠かせません。
他社と比較したときの優位点がなければ、サービス紹介動画を視聴した方の購買意欲を高めるのは難しいです。
自社サービスのどのような点を強調して伝えるのが良いのかを整理してから、サービス紹介動画を制作しましょう。
動画の活用場所を想定する
サービス動画の制作に入る前に、動画の活用場所を想定しておくことも重要です。
YouTube広告やSNS広告であれば、サービスのことを知らない視聴者に動画を見てもらうことになるので、初見でも興味を引くようなインパクトが必要です。
また各媒体に合わせた動画の尺にする必要があります。
一方、すでにサービスのことを知っている視聴者にサービス紹介動画を見てもらう場合には、より詳しくサービス内容がわかる長尺の動画が適している場合もあります。
サービス紹介動画の活用場所に最適な動画を制作しましょう。
動画内容に適した動画フォーマットを選定する
サービス紹介動画の内容によって、最適な動画フォーマットは異なります。
サービスの仕組みや概念などをわかりやすく伝えたい場合には、アニメーション動画が適していますが、サービスを利用している場面を見せたい場合には実写動画が適しています。
最初に動画フォーマットを決めるのではなく、動画で伝える内容を決めてから最適な動画フォーマットを選ぶようにしましょう。
種類別のサービス紹介動画の事例(株式会社Lumii制作動画実績)
弊社で制作したサービス紹介動画の事例を紹介します。
それぞれのサービス紹介動画で以下の点について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- 動画の種類
- 予算目安
- 動画のポイント
アニメーション動画でサービス紹介動画を制作した事例
ファストドクター株式会社様
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40〜60万円程度 |
ポイント | 本動画では、サービスの訴求ポイントを明確にした上で、価格を抑えていくために、実写ではなくアニメーションを採用し、キャスト費用や撮影場所の費用などを大幅に削減しています。 |
株式会社DATAFLUCT様
動画の種類 | アニメーション動画 |
---|---|
予算 | 40〜60万円程度 |
ポイント | 本動画では、サービスの強みを表現するためには、実写では限界があると感じ、アニメーション動画を採用しました。アニメーションを活用することで、目に見えない内容を可視化し、視聴者が理解しやすい動画に仕上げています。デザイン面ではイノベーティブな商材であることも加味し、洗練された印象となるように寒色系の色を採用しています。 |
日本GLP株式会社様
動画の種類 | アニメーション動画 |
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予算 | 40〜60万円程度 |
ポイント | 本動画では、物流のネガティブなイメージを払拭するポップな印象付けを行っています。またアニメーションを採用することで、実写では表現するのが困難な各要素をトレースしながら表現しています。 |
実写動画でサービス紹介動画を制作した事例
メディカル・データ・ビジョン株式会社様
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 150〜200万円程度 |
ポイント | 本動画では、「未来の話」を動画上で表現するために、実写とCGを組み合わせた動画にし、効果音などで先進的な印象を醸成しています。 |
株式会社マイホム様
動画の種類 | 実写動画 |
---|---|
予算 | 150〜200万円程度 |
ポイント | 本動画では家づくりにおける課題を表現するために、キャストの「表情」にこだわりました。またグラフィックを併用することで、LINEでのメッセージや電話でのやりとりをわかりやすく演出しています。 |
APAMAN株式会社様
動画の種類 | 実写動画 |
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予算 | 100〜150万円程度 |
ポイント | 視聴者が婚活サービスに抱く懸念点を払拭するために、爽やかな印象を与えつつも、軽すぎないBGMを利用することで「真面目な婚活」を表現しています。またナレーションはあえて入れずにビジュアルのみで動画を表現することで、視聴者の期待感を醸成しています。 |
サービス紹介用の映像制作は外注・内製どちらがおすすめ?
サービス紹介動画を検討している場合、外注で動画を制作するか内製で制作するか迷うこともあるかと思います。
外注・内製はどちらもメリット・デメリットがあるため、自社に合わせた選択をするのが重要です。
外注がおすすめの場合と内製がおすすめの場合のそれぞれに分けて解説をします。
外注がおすすめの企業
以下のような場合には、サービス紹介動画を外注するのがおすすめです。
- クオリティの高い動画を制作したい
- 社内での工数を極力減らしたい
- 動画活用の方法も含めて相談したい
一方で動画制作を外注する場合には、以下のデメリットがあります。
- 社内で制作するよりも費用がかかる
- 動画制作のノウハウが蓄積されない
内製がおすすめの企業
以下のような場合には、サービス紹介動画を内製するのがおすすめです。
- 費用を可能な限り抑えたい
- 動画制作のノウハウを社内で蓄積したい
- 社内で動画を制作する体制が整っている
一方で動画制作を内製する場合には、以下のデメリットがあります。
- ノウハウがない場合には動画のクオリティが下がってしまう
- 想定よりも工数がかかり、結果的に費用が割高になってしまう可能性がある
効果的なサービス紹介動画を制作してサービスの魅力を伝えよう
本記事では基本的なサービス紹介動画の概要から、サービス紹介動画のメリット、制作のポイントについてお伝えしました。
サービス紹介動画はオンライン・オフライン問わずにあらゆる場面で活用できる、非常に効果的なコンテンツです。
本記事を参考にしてぜひサービス紹介動画を制作してみましょう。
株式会社Lumiiでは、過去1,000本以上の動画制作ノウハウをもとにした効果の出るサービス紹介動画作りを得意としています。
サービス紹介動画の制作を検討されている場合には、無料で動画の企画案を作成しているので、ぜひお問い合わせください。
サービス紹介動画のよくある質問
ここからはサービス紹介動画のよくある質問に回答します。
サービス紹介動画とは何ですか?
サービス紹介動画とは「サービスの紹介を目的にした動画」のことです。
動画でサービスを紹介することで、サービスに対する視聴者の理解を深められます。
サービス紹介動画のメリットは?
サービス紹介動画のメリットは以下です。
- 短時間で多くの情報を与えられる
- サービスの利用イメージが湧きやすい
- 複雑なサービスや無形商材もわかりやすく伝えられる
- 顧客のナーチャリング時に効果が期待できる
- Webサイト、広告、営業などあらゆる場面で活用できる
詳しくは「サービス紹介動画を制作するメリット」をご覧ください。
サービス紹介動画の作り方のコツは?
サービス紹介動画の作り方のコツは以下です。
- サービス紹介動画を制作する目的を明確にする
- 動画のターゲットを明確にする
- 競合を調査し自社サービスの強みを整理する
- 動画の活用場所を想定する
- 最も伝えたいサービスの訴求軸を決めて企画を考える
- 企画に適した動画フォーマットを選定する
詳しくは「サービス紹介映像の作り方と制作のコツ」をご覧ください。